感動した書籍の言葉など、今まではノートに控えていた文章をこれからは少しずつ「記録」していければ、と思っています。
今回はカート・ヴォネガット・ジュニア「タイタンの妖女」より
『「だれにとっても一番不幸なことがあるとしたら」と彼女はいった。「それはだれにもなにごとにも利用されないことである」』
ビアトリスの言葉
何不自由ない生活をしていた彼女は突然暴力と混乱に巻き込まれていく。
最終的には安らかな日々(とても不自然な形ではあるが)の中で自身が執筆している著書に書き加えたい、と思ったのがこの言葉だった。
彼女の夫だったウィンストン・ナイルズ・ラムファードはトラルファマドール星に「利用されたこと」に憤りながら消えていく、
という対照的な最後。
「利用される」ということは「必要とされる」という言葉に近い、と感じます。
コメントをお書きください
たかおかあやこ (月曜日, 03 7月 2023 06:54)
来ました〜�
本当に誰からも必要とされなくなったら、そんな老後は悲しい…。
これからもよろしくお願いします�。
SEIKO (火曜日, 04 7月 2023 09:44)
あやこちゃ〜ん、早速コメントありがとうございます!
利用される、というのは「価値がある」ということ
利用される価値のあるものでありたい、です〜